東海道名所一覧

作品解説

大大判錦絵 文政元年(1818)
ピーター・モース コレクション 区登録有形文化財(絵画)
東海道五十三次とその周辺の名所を、鳥瞰図法(ちょうかんずほう)という鳥が上空から眺めたような視点で描いたものです。右下に起点の江戸日本橋を置き、左上に富士山、右中に名古屋、中央上に石部(滋賀県湖南市)、右上に終着点の京都と、蛇行するように配置しています。かなりデフォルメされていて、地図というよりは双六のような趣があります。街道沿いの名所なども細かく描きこまれていて、細部までじっくりと見ると、様々な発見がある作品です。

錦絵