すみだ北斎美術館建設現場の仮囲いアート

先日、当ブログで紹介しましたすみだ北斎美術館工事現場(緑町公園内:墨田区亀沢二丁目7番)の仮囲いアートですが、区内の保育園15園にご協力をいただき、このほど完成しました。

子どもたち一人一人が北斎になりきり、エネルギー溢れる作品に仕上がっています。これをきっかけに制作した園児から将来の芸術家が出てくるかもしれませんね。

今後1年程度観ることができますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

                   

【ご協力いただいた保育園】

                    

江東橋保育園、横川橋保育園、花園保育園、文花保育園、すみだ保育園、

亀沢保育園、おむらい保育園、太平保育園、立川保育園、きんし保育園、

墨田みどり保育園、光の園保育学校、木ノ下保育園、こひつじ保育園、

本所たから保育園

 

 

北斎作品をデザインした証明書を発行しています

 墨田区役所の窓口課,税務課及び各出張所にて、平成27年2月より各種証明書(住民票や税証明等)裏面に葛飾北斎の代表作品である、冨嶽三十六景より「御厩川岸より両国橋夕陽見」と「凱風快晴」の2つの作品が印刷された証明書を発行しています。


冨嶽三十六景より「御厩川岸より両国橋夕陽見」


冨嶽三十六景より「凱風快晴」

建築工事現場の仮囲い

 すみだ北斎美術館の建設地では、現在「土工事」と呼ばれる地下の掘削工事を行っています。4月からは、いよいよ地下の躯体工事が始まり、少しずつ建物の骨格が見えてきます。
さて、工事現場というとやや殺風景な印象を持たれる方も多いと思いますが、この度、区内の保育園児が制作する作品が工事現場の仮囲いに現れます。園児一人一人が芸術家「北斎」になりきって、楽しく制作しています。3月中旬頃にお披露目いたしますので、どうぞご期待ください。


江東橋保育園での制作風景

墨田区役所で「すみだ北斎美術館」の建築模型を展示しています!

平成28年度の開館に向け、「すみだ北斎美術館」(亀沢二丁目7番)の建設工事が平成26年7月より始まりました。建設状況は、美術館の公式ホームページ等を通じて随時掲載させていただきます。

また、墨田区役所1階のアトリウム内に「すみだ北斎美術館」の建築模型を設置しました。墨田区役所にお立ち寄りの際は、是非ご覧ください。

      

もうすぐ節分

2月3日は、節分の日ですね!
「鬼は~外、福は~内」と言って豆をまいて、自分の年の数の豆を食べ、この一年間の無病息災を
願います。
節分とは、季節と季節の分かれ目で、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと
をさしていました。現在では、「立春」の前の日を「節分」と呼ぶようになっているそうです。
皆さんの家では、豆まきする予定でしょうか?
今年は、数年ぶりに豆まきしようと思います。「鬼は~外、福は~内」

 

   

             (『北斎漫画』四編)

        

 

今年は午(うま)年

 新年を迎え、寒い日が続いていますがいかがお過ごしですか。
 本サイトにつきましては、おかげさまをもちまして開設から1周年を迎えることができました。皆様には、日頃からご愛読いただき誠にありがとうございます。
 今年も北斎や美術館計画に関する情報などを適時発信して参りますので、よろしくお願いいたします。

 さて、今年の干支は午年ですが、北斎の絵手本『略画早指南(りゃくがはやおしえ)』などにも「馬」が描かれています。
 北斎は『略画早指南』の中で、全てのものの絵は定規とぶんまわし(コンパス)で描けると説明し、これらを使って「馬」を描いています。
 皆さんもこの描き方で、一度描いてみてはいかがでしょうか。

「モザイクアート」「サンドアート」完成!

 12月2日(月)と3日(火)に、墨田区役所1階アトリウムを使用し、区内の立志舎高等学校の生徒が中心となって、区民の方々とともに北斎作品をデザインした「モザイクアート」「サンドアート」の制作を行いました。これは、10月に実施したPRイベント「ぱらぱら北斎 漫画カフェ~北斎を知ろう」に続く企画として“すみだと北斎”プロモーション実行委員会が区内の団体と共催で実施する、むすぶ“北斎”↻ひろがる“すみだ”サポート・イベントの幕開けとなるイベントです。

 会場では、同校の生徒が、区民の方々に丁寧に作業の仕方を教えるなどして、参加された皆様も楽しそうに作業を行っていました。最終的に作り上げた巨大なサイズ(モザイクアート:縦約2.9m×横約3.7m、サンドアート:縦約2.4m×横約3.2m)の両作品はともに圧巻の一言に尽きます。あまりにも素晴らしい出来栄えに感嘆の声を上げる方もいらっしゃいました。

 展示は区役所のアトリウムで、12月5日(木)まで行っています。区役所にお越しの際は、是非ご覧になってみてください。

 今後も、むすぶ“北斎”↻ひろがる“すみだ”サポート・イベントは続いていきます。是非、ご期待ください!

     
「モザイクアート」                       「サンドアート」
冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」              冨嶽三十六景「隅田川関屋の里」


会場は多くの参加者で賑わいました。

緑町公園のクリスマスイルミネーション

 
 すみだ北斎美術館の建設地は亀沢二丁目です。この北側に緑町公園があります。毎年11月
になるとクリスマスイルミネーションを始めます。地元の商店会が主催で、今回で9回目とのこ
とです。地元では毎年恒例のイベントです。

 11月8日、この日は点灯式が開催されました。大勢の人が集まっています。真っ暗ななか、カ
ウントダウンとともにいっせいに光りました。感動です。すごくきれいです。

 ここのところ急に寒くなりました。やっぱりイルミネーションは冬の夜空が一番合いますね。

 このイルミネーションは1月19日まで、毎晩点灯するとのことです。

 近くにお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがですか。

               

埋蔵文化財発掘調査が終了しました

 すみだ北斎美術館建設地で行ってい埋蔵文化財発掘調査が8月末で終了ました
 

 
 
 
 
 
  
 
 
 

 8
17日(土)に行った現地見学会では、2間という短い時間でしたが65の方見学に訪れました。見学された方々は、区の文化財保護指導員から遺跡(弘前藩津軽家の上屋跡)に関する説明を受け、熱心に見入っていました。

 

「赤富士」を描きました!

 

区内にある寺島保育園のすみれぐみのみんなが「赤富士」を描いてくれました。

とても雄大で、臨場感があって、山容全体が真っ赤に染まっています。とっても上手に描かれていますね!

寺島保育園の園舎玄関口に飾られています。前を通ったら、ぜひ見てくださいね!

 

「富士山」といえば、今年6月に世界文化遺産に登録されましたね! 

おめでとうございます!!

これで日本の世界文化遺産は13件となり、4件の自然遺産と合わせて、日本の世界遺産登録は合計17件となりました。

北斎もきっと喜んでいると思います。

 

 

 

 

 【「冨嶽三十六景 凱風快晴(通称:赤富士)」をもとに園児たちが描いた作品】

  

 

すみだ水族館の「アクアTシャツ」

 

 先日、区役所内ですみだ水族館のオリジナルTシャツを着たかわいいお子様を見かけました。あまりにも良い出来映えだったので、お母様にお声かけをして、写真を撮らせていただきました。

 
 
 このTシャツは、すみだ水族館で行っている体験プログラムの中で作れる「アクアTシャツ」と呼ばれるものです。白地のTシャツに北斎が描いた水生生物のスタンプを押して世界に一つだけのオリジナルTシャツを作ることができます。お母様のお話をうかがうと、「アクアTシャツ」のコーナーは大盛況だったようです。
 体験プログラムは他にも用意されているので、是非チェックしてみて下さい!
 
 まだまだ暑い日が続くようですね、水族館で涼しい夏を過ごしてみてはいかがでしょうか?
 
 

  

自分でデザインができるアクアTシャツ。鮮やかな仕上がりでした。

 

隅田川花火大会が中止になってしまいました。

 今年も夏の風物詩である隅田川花火大会が7月27日(土)に行われましたが、あいにくの雨により途中で中止となってしまいました。花火を楽しみにされていた方々にとっては非常に残念な1日だったと思います。

 

 そこで、本日は皆様に北斎の作品で花火を楽しんでいただこうと思い、このような版画をご用意いたしました!作品名は「新板浮絵両国橋夕涼花火見物之図(しんぱんうきえりょうごくはしゆうすずみはなびけんぶつのず)」といいます。

 

 

 

 これは、北斎がまだ若いころに描いた作品です。広大な隅田川を横切るように両国橋が描かれており、空に上がった華麗な花火が人々を魅了している様子がうかがえます。江戸時代でも花火は大人気だったんですね。
 今も昔も夏には欠かせない一大行事である花火大会。来年は是非とも晴れの夜空に盛大な花火が打ち上がることを期待しましょう!
 
 

 当サイトでは、ご紹介した作品以外の北斎作品も、より高精細でお楽しみいただけます。

 北斎作品コレクションコーナー

 

「北斎通り」を散策してきました(その2)

(後編)

 そうこう考えながら先へ進むと、左手にはあられ屋さん。ここの「北斎揚げ」はとても美味しくておススメ。味は塩、醤油、カレーの3種類。パッケージに北斎の作品を使用するこだわりようです。

 

 北斎通り沿いには「北斎」の名称が使われているマンションやビル、店舗なども増えてきたように感じます。少しずつ店舗も増えてきましたが、個人的にはもう少し店舗が増えてくると賑わいが出てくるのかなぁと感じました。

 

 

 

 



 そんなこんなで、ゆっくり歩いて20分で錦糸町駅前へ。昔にはなかった東京スカイツリーが時々あたまをのぞかせ、電線が地中化されていることで上空の景色もはっきりと見ることができて、清々しく歩くことができました。美術館が完成する頃には、街並みもどのように変わっていくのか楽しみです。

 

「北斎通り」を散策してきました(その1)

休日の午前中。久しぶりに「北斎通り」をぶらりと散策することにしました。

 北斎通りは清澄通り(都営大江戸線両国駅前)から横十間川(錦糸橋)までの東西を走る約2kmの区道。北斎通りという名称は、この付近(本所割下水)で葛飾北斎が生まれたことに因んでいます。毎年10月には「北斎祭り」が開催され、北斎通り周辺の緑町公園や大横川親水公園などでは各種イベントで賑わっています。

 

 清澄通りから北斎通りを錦糸町駅方面へ歩いて行くと、右手に銭湯が見えてきました。ここの銭湯はサウナや岩盤浴もあり、なんと湯舟の壁面には、北斎の作品も見ることができるそうです。お風呂に入りながら、北斎作品を見ることができるなんて何とも心地よい気分に浸れそうですね。

  
  少し歩くと右手には緑町公園。奥には平成27年度に開設する「すみだ北斎美術館」の建設地が見えてきました。美術館ができると、公園で遊び疲れた子どもたちも館に入ってクールダウン。心を落ち着かせて北斎作品を観て、触れて、感性を磨く。北斎や浮世絵について語れる子どもたちが出てくる日も近いかも。そんな美術館になるといいなぁ・・・ではなく「したい」と思っています。

(後編に続く)

 

 

すみだ発!北斎オリジナルグッズ

 

今日は梅雨の中休みです。すみだ産業会館に行ってみました。この施設は、JR錦糸町南口の丸井錦糸町店との複合施設で、このビルの8・9階にあります。
 
 【すみだ産業会館】
 
8階に行ってみると、墨田の区内企業の製品がいろいろと展示されています。
そのなかに「すみだ発!北斎オリジナルグッズ」があります。以前、墨田区役所の1階でも展示していることを紹介しましたが、ここすみだ産業会館の展示では、より数多くの北斎オリジナルグッズが紹介されています。
 
北斎オリジナルグッズとは、墨田区が所蔵する冨嶽三十六景などの北斎作品を使ったグッズのことで、墨田の区内企業が造ったものです。結構種類は豊富です。
 
エコレザー(東京ピッグスキン)やガラスなどのさまざまな素材に、色あざやかな北斎作品を、素材本来の質感を失うことなく表現しています。まさに「ものづくりのまち墨田」ならではの製品です。
 
  
【エコレザー製品】                  【クリアファイル】
 
錦糸町にお立ち寄りの際は、すみだ産業会館まで足を伸ばしてみてはいかがですか。
 

区役所で北斎?!

顔出し看板 隅田川のほとりにある墨田区役所。この1階に北斎スポットがあるのをご存知ですか?

 正面玄関を抜け、エスカレーターの左手を進むと、正面に白黒模様の看板。よく見ると、なんとも愉快な表情の顔がいくつも描かれ、そのうち2箇所に穴が開いています。観光地などでよく見かける顔出し看板です!描かれている顔は、北斎の代表作品のひとつ、『北斎漫画』からとったもの。
 

 この顔出し看板の左手にある展示室内で、北斎にまつわる展示をしています。中央には、北斎作品の写真パネルや複製をテーマに沿って展示する「葛飾北斎展示コーナー」。テーマは半年ごとに変わるので、要チェックです。左手奥には大きな赤富士が見えます。この一角では、北斎の生涯や、すみだと北斎の関わりについて紹介しています。また、部屋の右手には北斎作品をデザインした区内企業のオリジナルグッズの紹介コーナーが。皮革、ガラス、食品等、様々なジャンルの品が並んでいます。
 まもなく、隅田川は桜の季節を迎えます。お花見の途中ちょっと寄り道して、北斎にふれてみてはいかがでしょうか。

                           
                            葛飾北斎コーナー
                現在のテーマは「隅田川を東京スカイツリーまで歩こう!」

   

          
  北斎について学べます                   すみだ発!北斎オリジナルグッズ

葛飾北斎コーナーについてはコチラ

(Posted by Big Dipper)


 

富士山は見えるか?

 冨嶽三十六景―。様々な場所からの富士山の姿を人々の生活と絡めて描いた、北斎の代表的風景版画のシリーズです。北斎は必ずしも見たままの景観を描いているわけではありませんが、「どこから見たのだろう?」と、つい考えてしまいます。

 先日、長野県の諏訪湖に旅しました。ほぼ全面が結氷した湖面を眺めていると、冨嶽三十六景の一図「信州諏訪湖」が頭をよぎりました。果たして、諏訪湖からの富士山はどの様に見えるのか?

 早速、湖を一周。すると見えました。霞んではいますが伸びやかな山容はまさしく富士山!湖畔からは手前の山並みに遮られ、作品に描かれている八ヶ岳連峰は見えず、近景の松や祠は見当たりませんでしたが、少し高いところからであれば、近い構図になりそうです。

 北斎もここから富士を見たのでしょうか?ひょっとしたら旅の疲れを温泉で癒していたかも・・・。

 (posted by Big Dipper)

 諏訪湖から見た富士山
 諏訪湖から見た富士山

「冨嶽三十六景 信州諏訪湖」


冨嶽三十六景 信州諏訪湖

 

 

将来の夢は北斎?

 「己六才より物の形状を写の癖ありて…」

 これは、北斎が75歳の時に出版した絵手本『富嶽百景』初編の跋文[ばつぶん](書物の終わりに記す文章)での一文です。

 北斎は、6歳のころから物の形を写し取る癖があったと自ら述べていますが、北斎生誕の地、すみだ北斎美術館建設地の近くにある墨田みどり保育園では、北斎が絵を描き始めたころと同じ年ごろの子どもたちが、北斎の絵をお手本に作画に取り組んでいます。

 以前、大きな紙にみんなで北斎の作品を描いている姿を見ましたが、その時の子どもたちのキラキラと輝く澄んだ眼が、今でも脳裏に焼きついています。

 将来、この子どもたちの中から、世界に通用するアーティストが誕生するかもしれません。

(posted by Cheek Pieces)

「冨嶽三十六景 凱風快晴(通称:赤富士)」をもとに園児たちが描いた作品【「冨嶽三十六景 凱風快晴(通称:赤富士)」をもとに園児たちが描いた作品】

作画の様子【作画の様子】

関連リンク

「園児の浮世絵、街おこしに…東京・墨田」(YOMIURI ONLINE・読売新聞)

「Little artists boldly follow in Hokusai's footsteps」(DAILY YOMIURI ONLINE・The Daily Yomiuri)

 

北斎の雪景色

 14日の成人の日は、2006年以来の大雪となり、都心では積雪8センチを記録しました。交通機関が大幅に乱れ、東京が雪に弱いことを思い起こさせました。
  一方、この大雪は、瞬く間に隅田公園を一面の雪景色に変えていました。人のいない公園は静寂な雰囲気に包まれており、墨田区にいることを忘れてしまいそうでした。
 
 北斎もすみだの雪景色を描いています。
 
 このサイトでは、「すみだと北斎とのかかわり」について知って頂きたいため、「北斎ゆかりの地」、「北斎が住んだ場所」、「北斎が描いた墨田区」を地図に現しています。
 北斎の雪景色は、「北斎が描いた墨田区」に掲載した「雪月花 隅田」でご紹介していますが、当時の墨堤は江戸庶民の行楽地であり、民家もまばらな寂寥感が漂う土地柄だったようです。
 
 「ゆかりの地」と「描いた墨田区」では、現代地図と古地図を重ねてあり、切り替えて見ることができます。北斎が活躍した時代にタイムスリップして、当時のすみだの面影を想像してみるのも一興ではないでしょうか。

(posted by モルゲンロート)

*すみだと北斎

雪の隅田公園

初詣に行かれましたか?

 本日、「すみだ 北斎美術館」公式ホームページ・プレサイトを公開しました。 平成27年度に予定している開館に向けて、このブログでも様々な情報をお伝えしていきますので、ご愛読のほどよろしくお願いします。

  さて、皆さんは初詣には行かれましたか?“まだ”という方には、“隅田川七福神めぐり”がお奨めです。北斎も描いた隅田川沿いをたどり4キロメートルのコースで老舗の和スイーツも味わいつつ、下町情緒を感じることができますよ。「北斎ゆかりの地マップ」も、どうぞお忘れなく!
 
  お帰りには是非、東京スカイツリータウン®・ソラマチ5階の産業観光プラザ「すみだ まち処」へ。1月22日(火曜日)まで、北斎を知る展示「すみだが生んだ世界の画人-HOKUSAI-」を開催中(入場無料)です。
 皆様のお越しをお待ちしております。

 (posted by Capricorn)

*一般社団法人 墨田区観光協会
*「北斎ゆかりの地マップ」