過去の企画展

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Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~
2018年2月14日(水) 〜 2018年4月8日(日)
北斎は70年に及ぶ画風の変遷の中で、特徴的な美人のスタイルを確立していきます。初期の春朗期には、美人画の名手である鳥居清長などに影響を受け、また宗理様式の時代には、うりざね顔の楚々とした女性を描いていましたが、次第にボリュームのある艶やかな女性を描くようになっていきました。「冨嶽三十六景」などの風景画で知られる北斎ですが、特に壮年期は美人画家の北斎、戯作者の京伝と当時の洒落本において並び称されるほどでした。また、着物の文様や髪型、装身具などもよく描きこんでいて、装いなどからも江戸の華やかな女性美を表現しています。
本展では、当館所蔵の北斎と一門の描いた美人画と、結髪雛型や装身具、化粧道具といった江戸の女性風俗を伝えるポーラ文化研究所所蔵の資料等を合わせて、130点ほどの作品や資料から、北斎の美人画の魅力を伝えるとともに華やかな江戸美人の世界を紹介します。
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ちょっと可笑しなほぼ三十六景  しりあがり寿 北斎と戯れる
2018年1月27日(土) 〜 2018年2月4日(日)
5月の企画展「てくてく東海道」関連イベントでも大好評だった、しりあがり寿氏による企画展が実現。しりあがり寿流の解釈による、北斎ワールドをお楽しみください。
一度見たら忘れられないゆる~いタッチの画風でギャグ漫画から社会派の作品まで幅広い作品を送り出してきた漫画家のしりあがり寿。最近では現代美術家としても様々な展示で作品を発表しています。さて、今回はそんなしりあがり寿が尊敬してやまぬ葛飾北斎の絵に、ちょっとイタズラを加えた「あれれ?」な作品をほぼ36枚(目標)一挙に展示いたします。思わず笑いがこぼれ、北斎をギュッと身近に感じる作品が大集合。本家葛飾北斎のオリジナルイメージ(レプリカ)との比較も見どころです。
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開館一周年記念 めでたい北斎~まるっとまるごと福づくし~
2017年11月21日(火) 〜 2018年1月21日(日)
江戸時代の趣味人たちには、新年に「摺物」と呼ばれる版画を贈り合うならわしがあったため、北斎とその弟子たちも、神様をはじめとする多くのおめでたい図像を描いています。北斎一門が手掛けためでたい作品は相手の幸運を願って贈られ、人々に温かな気持ちを届けたことでしょう。本展では、開館から1年間応援してくださった方々への感謝の気持ちをこめて、招福、開運が訪れそうな北斎一門の作品を展示します。まるっとまるごと福づくしのめでたい北斎展をお楽しみください。
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妹島和世 SANAA × 北斎
2017年10月31日(火) 〜 2017年11月12日(日)
すみだ北斎美術館は、葛飾北斎の貴重な作品を展示しながらも、近未来的な建築も魅力となる美術館です。地域の人をつなぐコミュニティーを生み、そのコミュニティーが作り出す文化が、すみだの街の未来を変えてゆけるような場所としての役割を担っています。
アルミパネルで覆われた特徴的かつ斬新な外観を持つ建築は、日本を代表する世界的な建築家、妹島和世による設計です。
日本の伝統である浮世絵など、圧倒的な画業で人々を魅了した北斎作品と、近未来ともいえるアルミの外観を持つ妹島の設計は、一見相反する事と感じがちですが、どちらも世界から注目を浴びているという共通点が見えてきます。常に最新の画法を追及しながらも、どこかコミカルに温かみのある人間を描き続けた葛飾北斎と、クールでスタイリッシュでありながら、人や街をつなぐ設計をする妹島和世。
本展では、妹島の最新建築である「すみだ北斎美術館」という空間の中で、葛飾北斎と妹島和世という、江戸と現代で共に人々を惹きつけてやまない、革新的な二人を感じていただくことができます。※展示は都合により変更することがあります。
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開館記念展Ⅳ「北斎×富士 ~冨嶽三十六景 富嶽百景 揃いぶみ~」
2017年6月27日(火) 〜 2017年8月20日(日)
怒涛の富士づくし!

葛飾北斎といえば、真っ先に思い浮かべるほど「冨嶽三十六景」は代表作として知られています。「冨嶽三十六景」は、季節、時間、天候、場所などの違いで見え方の異なる富士を、構図の奇抜さなどを交えながら描写した46図のシリーズです。北斎は、引き続き102図が収められた『富嶽百景』を出版します。本展覧会では、二つの代表作「冨嶽三十六景」と『富嶽百景』の全148図を3期に分けて2章構成でご覧いただきます。北斎の技法が詰め込まれた富士の共演をお楽しみください。
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開館記念展Ⅲ「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」
2017年4月18日(火) 〜 2017年6月11日(日)
広重より30年早い! 北斎の東海道五十三次

「東海道五十三次」といえば、歌川広重が有名です。しかし!広重からさかのぼること約30年。北斎も「東海道五十三次」シリーズを手掛けているのです。その数は、当時の絵師の中では群を抜いており、その人気のほどをうかがい知ることができます。広重の「東海道五十三次」は風景を描いたものが多いですが、北斎はその土地の風俗を描いたものが多く、小さくて、手にとってじっくり眺めたくなるようなかわいらしいものばかりです。行楽シーズン、北斎とともに「東海道五十三次」の旅におでかけ下さい。
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開館記念展Ⅱ 「すみだ北斎美術館を支えるコレクター-ピーター・モースと楢﨑宗重 二大コレクション-」
2017年2月4日(土) 〜 2017年4月2日(日)
コレクターが生涯をかけた珠玉の名品、大公開!

美術館の活動の、最も根幹となるのは収蔵作品です。すみだ北斎美術館の収蔵作品には、墨田区が独自に収集してきた作品の他に、かつて個人のコレクターが収集してきた作品群が二つあります。
一つは北斎の研究者であり、世界有数の北斎作品コレクターでもあったピーター・モース氏のコレクション。もう一つは、浮世絵版画を大きな視野でとらえ、貴重な資料を収集し研究してきた浮世絵研究の第一人者である楢﨑宗重氏のコレクションです。
本展覧会では、二人のコレクターが生涯をかけて集めた珠玉の名品を前後期合わせて約130点、大公開します。