妹島和世 SANAA × 北斎

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妹島和世 SANAA × 北斎

2017年10月31日(火) 〜 2017年11月12日(日)
すみだ北斎美術館は、葛飾北斎の貴重な作品を展示しながらも、近未来的な建築も魅力となる美術館です。地域の人をつなぐコミュニティーを生み、そのコミュニティーが作り出す文化が、すみだの街の未来を変えてゆけるような場所としての役割を担っています。
アルミパネルで覆われた特徴的かつ斬新な外観を持つ建築は、日本を代表する世界的な建築家、妹島和世による設計です。
日本の伝統である浮世絵など、圧倒的な画業で人々を魅了した北斎作品と、近未来ともいえるアルミの外観を持つ妹島の設計は、一見相反する事と感じがちですが、どちらも世界から注目を浴びているという共通点が見えてきます。常に最新の画法を追及しながらも、どこかコミカルに温かみのある人間を描き続けた葛飾北斎と、クールでスタイリッシュでありながら、人や街をつなぐ設計をする妹島和世。
本展では、妹島の最新建築である「すみだ北斎美術館」という空間の中で、葛飾北斎と妹島和世という、江戸と現代で共に人々を惹きつけてやまない、革新的な二人を感じていただくことができます。※展示は都合により変更することがあります。
会期
2017年10月31日(火) 〜 2017年11月12日(日)
開館時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日
毎週月曜日
会場
4階企画展示室,1階MARUGEN100(講座室),3階と4階のホワイエにて建築模型などを展示予定

観覧料

    一般    高校生・大学生     65歳以上     中学生     障がい者   
  個人     600円       450円      450円   200円   200円
  団体   480円     360円    360円   160円   160円
※本チケットで、AURORA(常設展示室)もご覧いただけます。
 
妹島和世(せじま・かずよ)
1956 年茨城県生まれ。1987 年妹島和世建築設計事務所設立。1995 年西沢立衛とともにSANAA を設立。2010 年第12 回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。現在、横浜国立大学大学院Y-GSA 教授、ミラノ工科大学教授、ウィーン国立応用芸術大学教授、日本女子大学客員教授。
代表作として、梅林の家、犬島「家プロジェクト」(岡山市)、金沢21 世紀美術館*(金沢市)、ニューミュージアム*(ニューヨーク)、サーベンタイン・ギャラリー・パヴィリオン2009*,Rolex ラーニングセンター*(ローザンヌ・スイス)、ルーヴル = ランス*(ランス・フランス)、グレイス・ファームズ*(コネチカット・アメリカ)、すみだ北斎美術館など。来年3 月、タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)がオープンを迎える。 (*はSANAA として)
SANAA
妹島和世氏と建築家・西沢立衛(にしざわりゅうえ)氏が組む建築ユニット。建築のみならず、インテリアデザイン、都市計画、展覧会や家具のデザイン等にも携わる。