東都勝景一覧

作品解説

大本2冊 寛政12年(1800)
江戸の名所とその地を詠み込んだ狂歌がおさめられた色摺りの狂歌絵本です。初春の品川の景色から始まり、頁を()るにつれて季節が移り変わっていきます。表示されている画像には三囲が描かれており、画面右下には雪の積もる大鳥居の頭がのぞいています。1本の傘に入り言葉を交わす2人の男女は、宗理期らしい楚々とした姿で、本図の叙情的な雰囲気に(いろどり)を添えています。本書は、『東都名所一覧』という作品が後に改題され、再出版された作品です。

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