馬尽 駒形堂・御厩川岸・駒止石

作品解説

摺物3枚続 文政5年(1822)
馬尽は、狂歌師のグループである四方側(よもがわ)が刊行した狂歌摺物のシリーズです。文政5年が午年であるのにちなみ、さまざまな馬にまつわるモチーフを描いています。右から駒形堂、御厩(おんまや)河岸、駒止石です。御厩河岸という名称は、昔、このあたりに幕府の御厩があったことに由来するといいます。左図の往来に大きな石があり、これが駒止石です。1枚ずつ独立した作品として鑑賞することも、また3枚つなげて、隅田川沿いの風景をパノラマのように楽しむこともできます。

すみだを描いた作品

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