綴プロジェクト高精細複製画「富士田園景図」「漁樵問答図」特別展示
- 2020年10月13日(火) 〜 2020年11月8日(日)
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富士山を奥に望む雄大な田園風景を描いた北斎の肉筆画「富士田園景図」(フリーア美術館蔵)は、同じく富士をテーマとした版画の代表作「冨嶽三十六景」と同時期の作と考えられています。1893年にボストンで開催された歴史上初めての北斎展にも展示されました。
北斎が数え90歳で描いた「漁樵問答図」(フリーア美術館蔵)には、斧にもたれながら満足気に煙草をくゆらす樵(きこり)と、竿を肩にかつぎ岩に腰掛けながら、口元に笑みを浮かべ遠くを見つめる漁師が描かれています。北斎が亡くなった年に描かれた絶筆に近い貴重な作品です。上記2点の肉筆画の高精細複製画を特別展示します。