雪月花 隅田

作品解説

大判錦絵 天保初年(1833)頃
ピーター・モース コレクション 区登録有形文化財(絵画)
雪月花を描いたシリーズの1図で、雪に覆われた隅田川沿いの景色を描いています。画面の下半分を隅田川の水面が占め、画面中央の木立の中に木母寺(墨田区堤通二丁目)が描かれています。背後には冬枯れの田圃が広がっています。手前右に張りだして描かれている(ほこら)は隅田川神社(墨田区堤通二丁目)です。川面には舟で漁をする人も描かれていますが、網を下し、じっと魚がかかるのを待っているようです。雪の日の静寂を感じさせます。

すみだを描いた作品

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