忠臣蔵討入

作品解説

大判錦絵3枚続 天明年間(1781-89)
大判錦絵を3枚連ねたワイドな画面に、忠臣蔵(ちゅうしんぐら)()()りの場面を描いています。門や塀を乗り越えて次々と吉良邸になだれ込む浪士たちに比べて、吉良側は突然の襲撃に大慌てで、下帯ひとつで逃げ惑っています。屋根の上に逃れたり、たらいをかぶって逃げる男もいて、ユーモラスです。一方で女達はなぎなたを手に果敢に戦おうとしています。左下の炭俵に座り、浪士に取り押さえられているのが吉良上野介です。

すみだを描いた作品

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