ちょっと可笑しなほぼ三十六景  しりあがり寿 北斎と戯れる

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ちょっと可笑しなほぼ三十六景  しりあがり寿 北斎と戯れる

2018年1月27日(土) 〜 2018年2月4日(日)
5月の企画展「てくてく東海道」関連イベントでも大好評だった、しりあがり寿氏による企画展が実現。しりあがり寿流の解釈による、北斎ワールドをお楽しみください。
一度見たら忘れられないゆる~いタッチの画風でギャグ漫画から社会派の作品まで幅広い作品を送り出してきた漫画家のしりあがり寿。最近では現代美術家としても様々な展示で作品を発表しています。さて、今回はそんなしりあがり寿が尊敬してやまぬ葛飾北斎の絵に、ちょっとイタズラを加えた「あれれ?」な作品をほぼ36枚(目標)一挙に展示いたします。思わず笑いがこぼれ、北斎をギュッと身近に感じる作品が大集合。本家葛飾北斎のオリジナルイメージ(レプリカ)との比較も見どころです。
会期
2018年1月27日(土)~2月4日(日)
開館時間
9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日
毎週月曜日
観覧料
一般 600円
高校生・大学生 450円
65歳以上 450円
中学生 200円
障がい者 200円
※AURORA(常設展示室)もご覧いただけます

■展示構成
4階 企画展示室

本展では、葛飾北斎の冨嶽三十六景などの作品群を、しりあがり寿流に読み解いていきます。葛飾北斎の『冨嶽三十六景』や渓斎英泉の「北斎肖像画」など、一度は目にした事がある作品も、しりあがり寿の手にかかると少し違って見えてきます。世界の巨匠と呼ばれ、少し近寄りがたい北斎ですが、たくさんのユーモアのつまった画を残しており、そんな人間味のある北斎の一面を、しりあがり寿の作品たちが教えてくれます。
今回の企画展では特別に、しりあがり寿作品の元になった葛飾北斎のレプリカも並列して展示!“ちょっと可笑しな”発想がプラスされたわけを、北斎の作品を良く見ながら探してみてください。本展示を見終わった頃には、いつもとは違った目で北斎の作品を見れるようになっているはずです。各々お好きな鑑賞方法で両作品をお楽しみください。

3階ホワイエ  映像上映・ライブパフォーマンス会場(実施日のみ)
展示期間中に開催される、2つのイベントの会場となります。また、ホワイエ内では、手に取って読める北斎漫画をはじめとした各種絵手本や、フランス・パリで開催された葛飾北斎の展覧会「Hokusai」に出展した映像作品『Voyage de HOKUSAI』(北斎の旅)をご覧いただけます。※展示は都合により変更することがあります。 

しりあがり寿(しりあがり・ことぶき)1958年静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、新聞の風刺4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年では映像、アートなどマンガ以外の多方面に創作の幅を広げている。

作品リスト
「ちょっと可笑しな ほぼ三十六景  しりあがり寿 北斎と戯れる」