北斎忌

 4月18日は、北斎さんの祥月忌日にあたります。

 1849(嘉永2)年4月18日、浅草聖天町遍照院境内の長屋で、老衰のため90歳で生涯を閉じましたが、亡くなる直前に大きく息をして、「あと10年の寿命があれば」と言い、しばらくして「5年の寿命が保てれば本当の絵師になれるのに」と言葉を発して不帰の人となったと伝えられています。

 当時としても大変長命であった北斎さん、最期まで持ち続けていた作画への情熱は“あっぱれ”ですね。北斎さんが残した辞世の句は、「人魂でゆくきさんじや夏の原」。

 毎年、4月18日には、北斎さんのお墓がある誓教寺で追悼法要が営まれています。

 

 (北斎 辞世の句)

 *誓教寺(せいきょうじ)    台東区元浅草4丁目6番9号